母の日に、お花を贈ったこともありました。
お中元やお歳暮の時期には、何を送ろうか考えることもあります。
「何かしてあげたい」
そんな気持ちで選んでいました。
でも私は昔から、
特別な日だけではなく、母に何かあるたびに連絡をしていました。
距離が離れているときも、近くにいるときも関係なく、
悩んだとき、迷ったとき、うれしいことがあったとき。
「ちょっと聞いて」
「これってどう思う?」
そんなふうに、自然と母に相談していました。
あるとき母から、こんなことを言われました。
「私は田舎のお母さんに、お中元やお歳暮の時期に贈り物ばかり考えていて、普段はあまり電話してなかった。親孝行できてなかったわ」
そして続けて、
「でも、あなたは違うね。
何気なく連絡してくれること、それが親孝行やと思う」
そう言われたとき、少し驚きました。
私は特別なことをしているつもりはありませんでした。
ただ、日常の中で母を思い出して、連絡していただけ。
でも母にとっては、
何でもない日の電話や短いやりとりが、
うれしかったようです。
私たちはつい、
「何を贈ろう」
「何をしてあげよう」
と考えます。
もちろん、形にして伝えることも素敵なことです。
でも本当に心に残るのは、
“気にかけてもらえている”と感じる瞬間なのかもしれません。
「元気?」
その一言だけでも、
誰かの心をあたためることがある。
特別な日だけではなく、
何でもない毎日の中にある小さなやりとりを、
これからも大切にしていきたいと思っています。
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